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漫画『ダンピアのおいしい冒険』は歴史好きにオススメ

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Webマンガとして連載中の『ダンピアのおいしい冒険』が面白いという話。

この漫画は、Webメディアであるマットグロッソトマトスープ氏により連載されている。マトグロッソは、『ダンジョン飯』で有名な九井諒子氏の短編なんかも掲載されていたので、名前だけは知っていた。でも本作を知ったのはマトグロッソを覗いていたからではなくて、Twitterで本作の話題が出ていて試しに1話読んで見たことからだった。

 

本作は、「海洋冒険飯漫画」と呼ばれており、ざっくりいうと新大陸との交易が盛んな17世紀において英国人の一人の船員が新大陸で経験したことや食などが描かれている漫画、みたいな感じ。本作の主人公はウィリアム・ダンピアという人物で、17世紀に英国の私掠船(海賊船)に乗り、各地を冒険した実在の人物である。本作の内容も、彼の著書である『最新世界周航記』の内容を元に描かれている。

 

私は世界史にあまり詳しくないので、この時代のヨーロッパや新大陸の動きの細かいところまでは知らないけど、でも歴史モノは好きなので興味を惹かれた。上にも書いたとおり元となっているのはダンピアの著書なので、私掠船のいろいろな部分が細かく描かれていて面白い。

あと、本作の特徴的な部分は画風かなと思う。なんとなく海外のアニメのようにデフォルメされたキャラクターなどが可愛らしい。本作の舞台は結構血なまぐさい世界なんだけど、いい感じに中和されているというか。色々な人物が出てくるけどキャラが立っている。

 

本作は「WEBマンガ総選挙2020」で第4位、「このマンガがすごい!2021」オトコ編で第6位にランクインしたそう。やっぱり面白い漫画はみんな見てるんだな。

 

本作は現時点で2巻まで発売中で、5巻ぐらいまで出す予定らしい。マトグロッソでは1~3話や最新数話を読めるので、試し読みしてビビッと来たらコミックスも買うといいと思う。状況の説明の補足や4コマなんかもあって充実してる。歴史好きにはオススメできると思う。

 

matogrosso.jp

 

ダンピアのおいしい冒険 1

ダンピアのおいしい冒険 1