山下達郎 - COME ALONG (1980)
山下達郎のコンピレーション・アルバムの1つである『COME ALONG』を聴いた。
今作はオリジナル・アルバムではなく、既に発表されていたアルバム『CIRCUS TOWN』『SPACY』『GO AHEAD！』から選曲されたコンピレーション・アルバム。当時新しく発売されたシングルに合わせて店頭での販売促進用として制作され、ファンから商品化の要望が多かったのでカセットとして発売し、後にLP、CD化されたようだ。COME ALONGシリーズは今作の後も制作されており、現在までに『COME ALONG３』まで発売されている。
COME ALONGシリーズでは、既発の曲をDJのナレーションとともに聴いていくような仕組みになっていて、ラジオで流れてくる曲を聴くような雰囲気が味わえる。DJは主に小林克也氏が担当されており、流暢な英語で雰囲気たっぷりだ。カッコいいナレーションによって綺麗に曲がつながれていて、普通に曲を聴くよりもカッコよさ３割増しぐらいに感じる。DJのナレーションってスゴイ…って思った。
今作が元にしている既発のアルバムで聴いたことがあるのは『CIRCUS TOWN』のみだった。そのため、大半は初めて聴いた曲ばかりだったけど、コンピレーション・アルバムってだけあっていい曲ばかりだった。『BOMBER』『LET'S DANCE BABY』『愛を描いて -LET'S KISS THE SUN-』『LOVE SPACE』『CIRCUS TOWN』『素敵な午後は』『潮騒 (THE WHISPERING SEA)』とかがお気に入り。アルバムの先頭である『BOMBER』への入りなんてめちゃくちゃカッコいい。小林克也氏に惚れます。CDを買うとナレーションでなんて言ってるのかわかる。
ナレーションがつくことで一段と曲がカッコよくなるCOME ALONGシリーズ。２と３もぜひ聴いてみたい。
