米米CLUB - Octave (1992)
米米CLUBの1992年のアルバム「Octave」を聴いた。
米米CLUBについては、世代的にもこれまでほとんど知らなくて、「浪漫飛行」や「君がいるだけで」といった有名な曲をなんとなく聴いたことがある程度だった。しかし最近になって、大好きなバンドNONA REEVESの西寺郷太氏がナタリーで連載されているコラムで米米CLUBを取り上げておられ、それをたまたま読んだ。ちなみにそのコラムは以下の通り。
米米CLUBがEath, Wind & Fireに影響を受けている大所帯のファンクバンドなんて全然知らなかった。Eath, Wind & Fireは少しかじっただけだが大好きだったので、米米CLUBの曲を一度いろいろと聴いてみようと思った。
そして次に見たのが、YouTubeでアップされていた「米米ドレー」という動画。おそらく、かつてテレビ番組の一部だったものだと思われる。この動画を見て、「Paradise」や「sure danse」といったカッコいい曲と、これまた知らなかった米米CLUBのエンターテイナーとしての一面（お笑い要素をちょくちょく挟む）に驚いた。
米米CLUBは、最高の声を持ったイケメンボーカル、ファンク・ソウルとポップソングを見事に融合させた名曲群、豪華なホーン隊、歌と演奏以外でも見る人を楽しませるエンターテインメント性、これらが備わったものすごいバンドだということを知った。バンド全体でダンスの振りを合わせるところとか大好きだなぁ。一体感あっていい。いやー、米米CLUBについて超有名曲しか知らなかったことが悔やまれる。
そんな米米CLUBが1992年にリリースしてバンド最高の売上を記録したアルバムが「Octave」だ。大ヒットした「君がいるだけで」が入っている。バンドメンバー同士の結婚を祝福するというコンセプトで作られたアルバムのようで、全体的に多幸感に満ちているような気がする。途中で転調する「Tomorrow is another day」、説明不要の「君がいるだけで」、アルバム曲ながら人気曲で屈指の多幸感あふれる「愛 Know マジック」、「ときめき」、「愛はつづいてる」、「恋人たちの想い出」、「Eことあるサ」などが好きな曲かなぁ。"多幸感"というのは米米CLUBを表す大事な言葉のような気がしていて、ダンサブルではないんだけど、聴いててワクワクして楽しくなる、みたいな曲が米米CLUBにはたくさんある。「愛 Know マジック」なんて代表的だと思う。
米米CLUB、すごく良い。
[米米CLUB]-愛Knowマジック-THE 8TH OF ACE
