SOLEIL - My Name is SOLEIL (2018)
SOLEIL(ソレイユ)のデビューアルバムである『My Name is SOLEIL』を聴いた。
SOLEILは2017年に当時14歳であった“それいゆ”をボーカルとして結成されたバンドであり、バックには経験豊富な有能ミュージシャンがついているという、たぶんよくあるタイプのバンドだ。SOLEILを知ったきっかけは覚えていないけど、彼らが当初所属していたレーベル?であるVIVID SOUNDには、以前に聴いたことのある「星野みちる」や「脇田もなり」といったアーティストが所属しているため、その繋がりで聴くことになったのかもしれない。ちなみにSOLEILは2019年10月に活動休止となっている。
このアルバムの曲はバンドメンバーであるサリー久保田氏や中森泰弘氏(ヒックスヴィルで知ってた)が作った曲だけでなく、様々なミュージシャンも曲を提供している。例えば真島昌利氏や、脇田もなりの曲でおなじみの新井俊也氏、星野みちるへの曲提供が多い飯泉裕子氏&佐藤清喜氏のコンビなど、有能なミュージシャンで固められている。
曲は60'sなどのオマージュっぽい感じで、どこか聴いたことのあるメロディが多く、とても聴きやすいポップソングが詰まっている。ステレオ録音ではなく全曲モノラル録音になっているところにもこだわりを感じる。こういう昔の良い曲たちの要素を現代版にアップデートしてるの結構好きだ。邦楽だとカジヒデキがメンバーだったBridgeとかThe Pen Frend Club、洋楽だとThe Explorers ClubとかThe Pipettesとか。
このアルバムで好きなのは、「魔法を信じる?」「恋するギター」「姫林檎GO GO!」「夢見るフルーツ」「MARINE I LOVE YOU」「ソレイユのテーマ」など。彼らのデビュー曲である「Pinky Fluffy」も収録されてたらもっと良かったけど…。でも良曲の多い良いアルバムだった。今作はモノラルだが、セカンド・アルバムと一緒になったステレオのアルバムも発売されている。
60'sのポップな良曲を求めているならオススメできるアルバムだと思う。
SOLEIL / 「MARINE I LOVE YOU」MUSIC VIDEO